「転職活動、何から始めればいいか分からない」——そう感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。希望条件を整理し、求人票を確認し、応募先を比較する。言葉にすると単純に見えても、実際に進めようとすると、何から手をつければよいか迷うものです。
ここでは、転職活動を「希望条件の整理」「求人票の確認」「応募先の比較」「必要に応じた相談先の検討」という4つのステップに分けてご紹介します。ご自身のペースで、できるところから進めていただければと思います。
ステップ1: 希望条件の優先順位を整理する
譲れない条件(MUST)と、妥協できる条件(WANT)を分ける
希望条件をすべて満たす求人を見つけるのは簡単ではありません。まずは、「これだけは譲れない」という条件(MUST)と、「叶えばうれしいけれど、無くても検討できる」条件(WANT)に分けて整理してみましょう。
シングルマザーとして考えておきたい視点
子育てと両立しながら働く場合、勤務時間、収入、通勤時間、子どもの急な体調不良などへの対応のしやすさといった視点も、条件整理に加えておくとよいでしょう。何を優先するかは人それぞれで、正解はありません。
ステップ2: 求人票を確認する
求人票で確認できる主な項目
求人票には、労働条件を明示することが法律で定められています。ハローワークインターネットサービス「求人情報の見方」では、就業場所、賃金、勤務時間、休日といった項目の確認ポイントが紹介されています。雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金といった社会保険への加入状況も、求人票で確認できる項目の一つです。項目ごとの詳しい見方は、ハローワークインターネットサービスの公式情報でご確認ください。
2024年の制度改正で追加された明示事項
2024年(令和6年)4月の職業安定法施行規則の改正により、求人票には、従事すべき業務の変更の範囲や就業場所の変更の範囲、有期労働契約を更新する場合の基準などについても明示することが求められるようになりました(厚生労働省「労働条件明示のルールが変わります」)。改正の詳細や対象範囲は、上記の厚生労働省の公式資料で最新の内容をご確認ください。
ステップ3: 複数の応募先を比較する
比較する視点を整理する
ステップ1で整理した希望条件をもとに、複数の求人を並べて比較してみましょう。譲れない条件を満たしているか、妥協できる条件はどこまで叶っているかを、求人ごとに見比べると、判断しやすくなります。
応募する数に「正解」はない
何社に応募すればよいかという数に、決まった正解はありません。ご自身の状況や希望条件の整理具合に応じて、無理のないペースで進めていただければと思います。
ステップ4: 必要に応じて相談先を検討する
一人で進める場合/相談先を使う場合
転職活動は、求人サイトなどを見ながら一人で進める方法もあれば、キャリア相談サービスなど第三者に相談しながら進める方法もあります。どちらが良い・悪いということはなく、ご自身に合った進め方を選んでいただければと思います。
利用を判断する視点
相談先を利用するかどうかは、「情報を整理する時間が取りにくい」「一人で判断するのが不安に感じる」など、ご自身が必要だと感じたときに検討する選択肢の一つとして考えていただければ十分です。特定のサービスをここでおすすめすることはしませんので、利用を検討される場合は、複数の情報を比較したうえで、ご自身に合うものを選んでください。
資格取得がまだの方へ
簿記・MOS・秘書検定など、事務職で役立つ資格を比較した記事もあわせてご覧ください:シングルマザーの仕事に役立つ資格|簿記・MOS・秘書検定を比較
まとめ
転職活動は、希望条件の整理→求人票の確認→応募先の比較→必要に応じた相談先の検討、という順番で進めると、迷いを減らしながら進めやすくなります。ご自身のペースで、できるところから始めていただければ幸いです。
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